Doro Dyeing L-Fastener Short Wallet
鹿児島県奄美大島の染色工房『金井工芸』にて国内産フルタンニンなめしのタン
ロー革を泥染めにて染色。泥と植物と言う奄美大島の大地から生まれるものを使
い染色する泥染めは、1300年の歴史を持つ伝統工芸品『大島紬』の工程のなかで
も、重要な役割を担っている。金井工芸はその染めに携わる工房のなかでもアパ
レルのアイテムも染色する異色の存在。奄美泥染めは、奈良東大寺や正倉院の献
物長に『南島から褐色紬が献上された』との記録が残されています。それが奈良
朝(710〜784年)の頃、約1300年ほど前になります。
そんな起源がある本場奄美大島紬は分担業で製織され、糸、絣染めを行う工程と
して泥染めを行います。奄美大島に自生する車輪梅から抽出するタンニン豊富な
染料作りから始まります。常温に戻した車輪梅のタンニンと泥田の豊富な鉄分と
の化学反応により色を作ります。奄美大島の特性を活用した古代天然染色です。
その泥染めをした革にクロコの型押しをいれました。クロコの型押しも通常の型押しより強めに入れ、より立体感を出しています。オイルも含まれていますので使用していくうちに艶が増し色濃く変化していきます。
泥染めの製品は、素材本来の風合いを最大限に活かす為、必要以上の染色や色止
め等を行っておらず、水濡れや摩擦等による色落ちなど、変化がおこる場合があ
ります。革本来の不均一なシボ、しわ、濃淡などは天然素材である証明とご理解
ください。
Doro Dyeing Leatherと合わせて使用している『ペコスハード』。
中部イタリア、フィレンツェ近郊の町サン・ミニアートにある創立50年を超えるタンナー。厳選されたヨーロッパ原皮のショルダー部分のみを用いて植物タンニンなめし専用のこだわりあるタンナーです。じっくりと手間ひまをかけ、なめし加工の末に生み出された革は柔らかく、耐久性があり、時間が経つにつれてその手触りも見た目も磨かれていきます。
この地方の伝統的なバケッタ製法を用いたもので、それを活かす為、できるだけ表面の塗装加工をうすくして『革らしさ』を特に意識した革です。たっぷりとオイルの効いた染料仕上げの自然の風合い(革特有のトラやキズ)は真似のできない柔らかさ、温かみ、耐久性を生み、使い込むほどに独特の味わいになっていきます。このタンナーは、イタリア植物タンニンなめし協会に加盟しています。
コンパクトサイズですので、メインのお財布としては勿論、セカンドウォレットとしても最適です。
※中のペコスハードのカラーは、クロとなります。
※専用の箱に入れてお届けいたします。(箱のサイズはアイテムに合わせたサイズ となります)
※ブラウザにより画像と色合いが違う場合があります。
・素材/原料 :牛革
・生産国/原産国:日本
・サイズ :タテ 9cm x ヨコ 12.5cm
・コインポケット : 1、カードポケット : 1